2006-01-01から1年間の記事一覧
NBAのファイナルが終わった。 ドウェイン・ウェイドの活躍は素晴らしいものが。 勝負強さの面では、明らかにノビツキーを上回っていて、 「エース」の存在感を、改めて思い知らされた。 ところで一番うれしかったのは、なんといっても ペイトンとモーニング…
アンダーグラウンド以後の村上春樹は変わった。 よく言われるが、では一体なにが変わったのか? 村上春樹の作品は、世界的に読まれている。 何故読まれているのか?という疑問には、いろいろな答えがあるだろうが、 よく言われているのは、コンテクストに依…
今日も村上春樹『海辺のカフカ』について。 カフカ少年が飲むのは、紅茶かミルクである。 これは、どういうことか? カフカ少年が紅茶を飲むとき、大島さんはコーヒーを飲んでいる。 星野青年が、人生を変えるきっかけをつかむのは、喫茶店に入ってコーヒー…
村上春樹『海辺のカフカ』について、今日も。 ナカタさんが、死んだら「カラスヤマ」に埋められてしまう、と言っていることは、 「カラスと呼ばれる少年」を考えるうえで、無視できない発言だと思う。 「カラスヤマ」と死を結び付けて考えるとき、 「カラス…
村上春樹『海辺のカフカ』について。 ナカタさんは、何故猫に「名字」をつけるのだろうか? 村上春樹の「名づけ」の仕方は、独特なものが多い。 「イワシ」とか「ニンジン」とか。 しかし、『海辺のカフカ』では、「カワムラさん」とか、日本人の「名字」 に…
小森陽一『村上春樹論『海辺のカフカ』を精読する』(平凡社新書)について一言。石原千秋『大学生の論文執筆法』(ちくま新書)のなかで、 ポストコロニアル理論とカルスタ理論が組み合わされれると、 批評が「学会版道徳の時間」の様相を呈して来るという…
鬼束ちひろは一体、どうなってしまったんだ? 誰か知っている人はいるのだろうか?
毎日書こうと思っていたのに、そううまくはいかない。 まぁ、気張らずのんびりやりたいと思う。 「継続は力なり」ということばがあるが、一体誰がこんな余計なこといったんだ? この言葉のおかげで、迷惑している人、あるいは、これまで迷惑してきた人って、…
村上春樹『海辺のカフカ』について気づいたことを、書き留めてみたい。 そもそも、「さくらさん」という存在自体が、なんかうさんくさい。 存在しないはずの「B29」と、さくらさんが身につけている「ピアス」が、 ともに「ジュラルミン」のように輝いてい…