NBA FINAL

NBAのファイナルが終わった。

 ドウェイン・ウェイドの活躍は素晴らしいものが。
 勝負強さの面では、明らかにノビツキーを上回っていて、
 「エース」の存在感を、改めて思い知らされた。

 ところで一番うれしかったのは、なんといっても
 ペイトンとモーニングがチャンピオンリングを手に入れられたことだ。

 ペイトンとモーニングがもっとも脂が乗っていた時期を知っているだけに、
 その感慨もひとしおだ。

 ペイトンというキャラクターは、どちらかというと「いやな奴」という感じだったけど、
 ファイナルでの要所要所での活躍は、若い頃の生きの良さとは別の「老練」さを
 随所にかもし出していて、とても気持ちが良かった。

 反対にモーニングは、昔から相変わらず「アツい」やつで、
 最終戦の5ブロックショットは、まさに「神」がかっていたとしか思えない。

 なんとなく疲れ気味のシャック(それはそれで魅力的だが)に対して、
 この二人のベテランからは、ほんとに優勝したかったんだ、というのが素直に伝わってきて、
 すごくうれしかった。

 ほかにも、シャンドン・アンダーソンとかデレック・アンダーソンとか、
 優勝が期待されたチームにいたにもかかわらず優勝できなかった面々が、
 やっとチャンピオンになれたのもうれしかった。

 なんだか「うれしい」ばっかだけど、ホンと「うれしい」。