日垣本
『世界一利益に直結する「ウラ」経営学』日垣隆、岡本史郎(アスコム)
- 作者: 日垣隆,岡本吏郎
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2008/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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経営の「ウラ」が見える一冊。
読後、日ごろ身体感覚で感じていたことを言葉にしてくれた爽快感がある。
以下、面白いと思ったフレーズを挙げていく。
1、運動と一緒で、経営は身体感覚←自分なりに数字をきちんととらえらえる人
2、売り上げを闇雲に伸ばすよりも、十分な利益を出すことのほうが本当は重要
→→「利益」と「売り上げ」の違い
3、排除するためにはまず価格を上げて、「その値段でもいいからやってみたい。僕は変わります。変わる覚悟がある」と意思表明できる人だけを入れるようにするのが大事。
→→価格設定の「ウラ」事情。確かに、世の中の値段が高いものには、それをまたぐときにある種の覚悟を要求する。たとえば、ブランド物の店などは、入るだけでも敷居が高く、その分固定客は快適なショッピングを楽しむことができる。また、会員制のクラブなどでは、質の高いお客様だけ集まるので、うるさい客や素性の知らない客に煩わされることなく運動に集中できる。
4、一般的な今の傾向として、消費は自己実現なんです。ですから、コモディディー以外の商品の価格は、絶対に高いほうがいい。
→→「消費は自己実現」ということは、私たちは、何らかの形で「自分探し」の一端を担っているということか!!
5、ちなみに心理学では上位2割は変化する属性の人たちで、「自己成長モデル」と呼んでいます。
→→どう転んでもこの比率が一定だとすれば、下位2割の人をどうすればいいのか!その具体的な処方箋がなかったのが残念。
6、退路の遮断のお話を前にしましたけれど、仕事ができる人というのは自分をギリギリのところに追い込んでやっている。
→→つまり、ぎりぎりになってもやらない人が「仕事ができない人」で、ぎりぎりまでに仕上げられる人が「仕事ができる人」ってことか!