村上春樹

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1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2

(1)
・青豆(名前のことで幼少から苦しむ、余計な苦しみ=現在を背負っている)

・タクシー

・クラシック……『ねじまき鳥クロニクル』の冒頭を思わせる

・「で、そういうことをしますと、そのあとの日常の風景が、なんていうか、いつもとはちっとばかし違って見えてくるかもしれない。私にもそういう経験はあります。でも見かけにだまされないように。現実というのは常にひとつきりです。」

※例えばどこか、素晴らしい見晴らしの草原に行き、人生が変わるような経験をしても、帰ってくると退屈な日常が繰り返されるときなど。

(2)
・天吾(代々木にある予備校の数学教師を7年)

・兼業小説家…<小説家>という設定は、桐野夏生の『IN』にも通じる。

筑波大学第一学群自然学類数学主専攻出身

・「ふかえり」の小説を、リライトすることを、編集者の小松に勧められる

・「ふかえり」=本名:深田絵里子 かなり美人

※この写真は、本当に「ふかえり」のものか?「みかけにだまされないように」

・小松=編集、東大出身、全共闘世代

(3)

(4)
・数学・・・水の流れのようなもの・自然

・詳説・・・小説を書くとき、僕は言葉を使って僕のまわりにある風景を、僕にとってより自然なものに置き換えていく。そして、自分という人間の存在位置を確かめている。

※使用する言語、選択した言葉、その言葉によって構成される風景は、自分固有のものであり、そのようにしてしか、自分の存在位置を確認することができない。

・「・・・。つまり僕らは共謀して世界中に嘘をつくことになる。それはどう考えても簡単なことじゃない。ずっと心に秘密を抱えていくということは」

・「頭のいい十代の少女は時として本能的に演技をする。」

・小説の書き直しを了承

・「彼女の目で世界を眺めるんだ。君が仲介になり、ふかえりの世界とこの現実の世界を結ぶ。君にはそれができる、天吾くん。俺には―」


(5)専門的な技能と訓練が必要とされる職業
満州鉄道に関する本

・専門職・・・『世界の終わりと・ハードボイルドワンダーランド』を思い出す。

・二年前から、回転式の拳銃は日本の警察でまったく使われていない。・・・なぜこんなに、拳銃に詳しいのか?

・しかめ面が衝撃的

・ただの一般市民がただ単純に素直に、異性と性行為を持ちたいと望んでいるだけ。

(6)我々はかなり遠くまで行くのだろうか?
・才能と勘の違い・・・どんなに才能に恵まれていても腹一杯食えるとは限らないが、優れて勘が具わっていれば食いっぱぐれる心配はないってこと

・彼女はただ自分の中にある物語を―彼女の言葉を借りれば彼女が実際に目にしたものを―とりあえず言葉を使って記録しているだけ。

・山羊、コミューン

・いじめ以上に深刻な問題を抱えていた。

・少数の人の側に入ってしまうと、面倒なことばかり考えなくちゃならなくなる・・・青豆という名前

(7)蝶を起こさないようにとても静かに
・「柳屋敷」