今年は毎日

スタートダッシュ君にならないように今年はがんばる。

今年の最初は、『ザ・ワールドイズ・マイン』で幕開け。

新年早々の劇薬に、もう「何も期待しない」との決意を新たにしました。



石原千秋先生の『謎とき 村上春樹』(光文社新書)を再び読む。

 最近バイトの学生に、「『自分』をもっと大事にしたいから、バイトには入れない」

と言われた。

 大学生にもなって、まだ大事にしたい「自分」などというものを信じられるだけ、

幸福なのかもしれない。

 自分の好きなことだけをすることが、『自分』を大事にすることだと短絡的に

考えることができるだけ幸福なのかもしれない。

 石原千秋先生によれば、私たちは「近代という思想」を生きていて、

その「近代という思想」にとって、我々が無自覚に生きていることこそが、

「近代という思想」を延命させるための最良のクスリだという。

 先の学生に限らず、私たちが「自分」や「自我」にこだわっている限り、

「近代という思想」から逃れることは出来ない。


 文化系トークラジオ Lifeの黒幕長谷川さんの話に共感すること大。

自分も早稲田出身の文化系学生として、就職したからもしっかり「ブンガク」

していたりする。

 これについては、いずれじっくりと書きたい。