連帯*
『ウェブ社会の思想』読了。
仲俣暁生は【海難記】Wrecked on the Seaで以下のように書いている。
アンダーソンがアナーキズムに見出している可能性は、国際的な連帯の原理としての役 割だ。グローバリゼーションを経済の原理としてだけでなく、連帯の原理として見出そう とするとき、ネグリ=ハート的な「マルチチュード」より、私にはアンダーソンのいうよ うな個人の独立した動きが生み出すネットワークのほうが近しく感じられる。
次回の文化系トークラジオ Lifeのテーマは「運動」。
『ウェブ社会の思想』読むと、charlieは、「運動」を市民的な活動として捉えている
ようだが、アンダーソンの発言からすると、(一流の知識人による)「独立した動きが
生み出すネットワークこそ」が、どのような「運動」の背後に潜んでいるという意味合いが
あるように思う。