言語の壁
ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る (光文社新書)
- 作者: 梅森直之
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/05/17
- メディア: 新書
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結局日本の論壇は、日本語という壁に守られているのだろう。
仲正昌樹が最新号の『ダカーポ』で、『搾取される若者たち』関係の書物が並んで
いることに苦言を呈しているが、これらの本の問題点は、日本人に読まれることしか
想定していないということだろう。真にグローバルな問題として提議しようという
意識があれば、「日本で売れる」ということだけで満足するような「安易さ」は、
当然排除されてしかるべきである。