日垣さんの本の私的楽しみ方
本の紹介として、日垣さんの方法は大変参考になります。
第一に、敷居が高くない。
『すぐに稼げる文章術』の「必読33冊」が典型ですが、
- 作者: 日垣隆
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/11/30
- メディア: 新書
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『文章術』系の本は、たいてい漱石と芥川などの「文豪」や、
武田百合子や森茉莉のエッセイなど、まぁ読む人が読めば素晴らしい
のでしょうが、幸か不幸か「利口」に生まれなかった私のように人間には、
ちょいと敷居が高すぎる。
特に、武田百合子のエッセイが「分からない」ときた日には、
なんだか人間性が否定されたような気にすらなったものです。(苦笑)
その点、日垣さんが紹介されている本に関して、その心配は無用です。
もちろん、「稼げる文章」を書くための必読書だという制限があること
は確かです。それでも、例えば『福田和也の「文章教室」』
- 作者: 福田和也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/08/01
- メディア: 単行本
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よりは、(稼ぐために)読まれる文章を書くための本として、
遙かに参考になると思います。
つまり、「日垣本は、ブックガイドとして活用すべし」というのが、
日垣さんの本(文章)とつきあう上での第一条件となります。
それを念頭に置きながら日垣さんの活動を追っていくと、
①週に1度配信されるメールの目次にあがっている本を購入する
②『文藝春秋』で紹介された新書を購入する
などして、読書の幅が広がっていくこと請け合いです。
①を参考にして最近買って「得した」と思った本に、
(右図などがあります。どちらも大変ためになりました。
日垣さんのサイトを週一回のぞいて「1読即決」をチェックする、
『文藝春秋』を立ち読みして「新書1点賭け」をチェックする。
本を読むのが面倒だけど、最近の流行をとりあえずチェックしたい。
そんな人が始める習慣術として、上記の方法を採用してみてはいかがでしょうか?