『脳が冴える15の習慣』

1〜3章
 まず、脳が効果的に働く生活習慣を作りましょう。

具体的には、早寝早起きをして、朝の光を十分に浴びるようにするのが良い。

 1日の仕事は、前日の準備に秘訣があります。

 睡眠は、情報を整理するのにとても有効な手段と心得ましょう

その性質を利用して、眠る前の時間を情報のインプットに当てるのです。

後で書きますが、このインプットは、翌日のアウトプットを前提にして

行うのが良いでしょう。

 起床したら、脳のウォーミングアップから入ります。

口・手・足を使うのが効果的です。

 徐々に仕事モードに入っていきます。
 
仕事をするときに重要なのは、時間制限を設けることです。

著者は、≪常に試験を受けている状態を作れ≫と述べています。

時間制限があれば、優先順位をつける訓練にもなります。

 仕事が一段落したら、反省する時間を設けましょう。

仕事が終わって疲れたからといって、脳はまだ仕事モードの状態です。

それを効果的に利用し、雑務(もしくは休憩)に入る前に、

仕事を振り返って整理しておくのが大切ということです。


4章 脳に基礎体力をつけろ!

 脳の基礎体力とは、≪選択・判断・系列化≫のことで、これは、

「メンドクサイ」ことを「メンドクサ」がらずにやることで鍛えられます。

具体的には、≪家事・雑務≫の類です。

5章 習慣化

 「ルール」を作り、自分の行動を「ルール」に合わせて行いましょう。

「若い勢いに任せて」行き当たりばったりにやっていると、いつか限界が

きます。また、いつも違う方法でやっていては、とても効率が悪い。

20年後、30年後でも、体力や判断力が衰えても通用する方法を

若いうちから確立しておくことは大切です。

6章 思考の整理

分類→優先順位→整理・・・一つ一つの仕事に集中しやすい環境を作る

7章 目や耳を使う

 情報を捉えようとするフォーメーション全体がダイナミックに変化する

8章 記憶力を高める

 4つのポイントを著者は挙げています。

①情報を意識的に脳に入力する。

「いつか人に伝える記憶」を前提に、「使える記憶」として保存

②情報を脳の中で保持する

③入力した情報を解釈する

④脳の中にある情報を出力する

 書くことで、情報を脳に刻み込む

この4つを成し遂げるには、①とも関わりますが、

出力する機械を「先に」作っておくことが大切です。

情報をインプットする際、

「この情報を人に伝えるにはどうすればよいか」を常に念頭に置きましょう。

9章 話す力
①メモや視覚的イメージを使って話を組み立てる

②質問を想定して話を膨らませる

10章 表現力
話す相手によって表現を変えることで、語彙を豊かにしていく