『ネット社会の未来像』ノート

メーガン法
①犯罪者が移住してきたら近隣住民に警告
②犯罪者の略歴をデータベース化して、誰もがアクセス可能にする
⇒犯罪者を構造的に生み出す社会に加担してはいないか?
 自分がいつも被害者であるという想定は何を見逃しているか?

○「子供の安全」にとって最大の脅威は何か?
⇒地域のセキュリティー機能向上のために税金(お金)を使うのか?
 犯罪者が育成されるような環境を無くすため、例えば、家庭内暴力に苦しむ
子供を保護する施設を作って、「健全」に子供が育てる環境を整えるためにお金を
投じるほうが、よほど「子供の安全」は保たれると考えられる。

○監視システムの役割
多様なライフスタイルを許容するため

大店法緩和賛成と少年法厳罰化反対の矛盾
①地元商店的な地域社会の空洞化
②社会的な更生を可能にする人格的な包括性の空洞化
③少年犯罪の温床を醸成

○テレビの役割
①お茶の間的なコミュニケーション
②国家的メディア→擬似共同体の形成

○点と面
小さな点をネットワーク化する

○テレビとネット
テレビ→利権談合→特権の享受とひきかえに、公共性が要求される

ネット→弱肉強食→特権なきがゆえ、公共性を要求されない

○制限
オープン・トゥ・オールの流動性を遮断したほうが、ローカルな範囲での公共性に質する
→そこに入れない(排除されている)人の不満をどうするか

学力低下論の背景
「仕事での自己実現」とは無縁なものたちが負け犬であるかのような強迫観念

自己実現
「子育てによる自己実現」という選択肢がなくなった。