『国家の罠』読了
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/03/26
- メディア: 単行本
- 購入: 20人 クリック: 283回
- この商品を含むブログ (322件) を見る
26年後に真実が明かされ、自らの正当性が明かされる日が来ることを願っているという姿勢は感銘的
○物語
- 作者: 日垣隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/10/30
- メディア: 文庫
- 購入: 13人 クリック: 178回
- この商品を含むブログ (118件) を見る
だれもが納得できる『物語』を仕立て上げないことには、裁判は成り立たない。
『物語』の妥当性を決めるのは「誰」なのか?
裁判官か?それとも大衆か?
○自白について
番最初になされた自白に従ってストーリーが組み立てられていくというのは恐ろしい。
自らの罪を悔い、積極的に協力する姿勢を示し、誰よりも早く「真実」を自白したと思ってもらえば、
それだけ罪が軽減されるということもあるだろう。
しかし、それが「真実」だとは限らないのだ。