『さらば雑司ヶ谷』読了

小島慶子「キラ☆キラ」で博士が推薦したので購入。

ちなみに、丸の内の丸善上野駅の書店で探したが見つからず。
柏の書店でやっと見つけました。

ここで、柏駅周辺の書店事情について。

柏駅周辺には、大きく3つの書店が存在する。

一つ目が、ビックカメラが入っているビルの地下にある浅野書店。
二つ目が、新星堂書店。
三つ目が、・・・。名前を忘れました!

個人的には、新星堂書店を主に利用しています。
休みの日には、まず柏のBOOKOFFに行ってから、ドンキを見て新星堂書店へ、という流れです。
まぁ、大抵の本は手に入るので重宝しています。

しかし、地方の出版事情はかなり悲惨なのではないかと…。
本当に欲しい本はネットで注文するしかない。

その中でも、取手ボックスヒルくまざわ書店は頑張っている。
最近でも、デリダの『グラマトロジーについて』が新しく書棚に入っていてびっくりした。

思想地図の最新号も山積みされているし。(って、自分の書籍の傾向がはっきりしてしまっている!)

って、なんの話だっけ?
そう、『さらば雑司ヶ谷』の話だ。

「さらば」というぐらいだから、もちろん雑司ヶ谷の街を離れる話。つまり、「父親殺し」の物語です。
その父親というのが厄介で、中国が絡んでくるからさらに複雑になる。

日本という国の、雑司ヶ谷という場だけの問題ではなく、在日や天皇制(小説内のばばあ)の問題も絡んでくるので、それらすべてを乗り越える設定をもつに至っている。


さらば雑司ヶ谷

さらば雑司ヶ谷