ノストラダムスの予言

かつて、「ノストラダムスの予言」というものがあった。

2000年を待たずに、世界は滅亡する、というあれだ。


誰も信じてはいないのに、折に触れて話題の俎上に載せられるのはなぜか。

一つには、世界が変わらなくても、

自分を取り巻く世界は、一瞬のうちに変化しうるという経験を、

誰もが一度はしたことがあるからではないだろうか?


20歳になる前とか、大学に入学・大学を卒業したときなどに、

ふとしたきっかけで「ノストラダムスの予言」が話題になるのは、

そんな背景から、来るのだと思う。


恋をしたとき、失恋したとき、いじめに会ったとき、大学におちたとき・・・。

昨日とは違う「現実」を目の当たりにして、世界が真っ暗になったり、

反対に光に満ちたような実感を持ったりしたことがあったはず。

そんな人生の転換点に想いをはせるとき、「ノストラダムスの予言」が

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